オススメすぽっと・・・その2
★マリー・ローランサン美術館(2)
ローランサンは、二十歳の頃に画家を志し、画塾(アカデミー・アンベール)に入学した後、フォーヴィスムやキュビスムの前衛芸術家が集まる「洗濯船」というアトリエで、ピカソらと交流しながら独自の画風を確立します。
そして詩人アポリネールとの恋は、彼女を一流の画家へと育てたです。
その後ドイツ人貴族との結婚、亡命、離婚という波乱のときを経て、パリの画壇にふたたび戻ってくるのです。
広々とした美術館の中では、油彩をはじめ、リトグラフ、デッサン、水彩など、ローランサンの初期の作品から晩年の作品までを、彼女の人生と重ね合わせながら鑑賞することができるよう、配慮されています。
収蔵作品には、「接吻」(1927頃)のほか、「三人の若い女」(1953頃)、「家具付の貸家」(1912)、「1830年」(1906)などがあり、そのどれもが緑豊かな高原の空気のなかでいきいきと語りかけてくれます。
昭和六十一年には、ローランサンの生涯の全作品を収録した油彩カタログを発行しています。